「芝居がしたい」——その一心で、この場所をつくりました。
俺芝は、朗読劇を中心に活動する個人主催の演劇団体です。声と言葉で物語を届けたいという想いを持った人間が集まり、一つの舞台をつくっています。
朗読劇には、派手な演出も大掛かりなセットもありません。だからこそ、一つひとつの言葉が持つ力を信じています。声の温度、間の呼吸、そこに込められた感情——それだけで、観る人の頭の中に景色が広がる。朗読劇にはそういう力があると、公演を重ねるたびに確信しています。
照明が灯り、最初の一言が響いた瞬間——客席と舞台の間に生まれる空気を、私たちは何より大切にしています。同じ脚本でも、演者が変われば物語は別の色を纏う。同じ演者でも、昼と夜で届くものが変わる。その一回きりの化学反応こそが、私たちの舞台です。
観てくださる方の心に、ひとつでも残る何かを届けられるように。